緊縛における「演出」とは?

「演出がうますぎる」

先日、僕の緊縛を体験してくださった方からいただいた感想です。

これまでたくさんの方を縛ってきましたが、「演出」について触れてもらったことはあまりなかったので、新鮮でありながら、とても嬉しい言葉でした。

そこで、自分の何を「演出」と感じてもらえたのか、少し考えてみました。

たとえば、縛り始める瞬間。

縛りの形にもよりますが、僕は後ろから縄をかけ始めることが多いです。その時、僕からは相手の目や表情が見えません。

だからこそ、すぐに縄をかけるのか。
あえて少し待つのか。

身体の強張りや呼吸から、緊張しているのか、リラックスしているのかを感じながら、「いつ始めるか」からコントロールしています。

そして、いざ縛り始めてからも同じです。

相手の身体から返ってくる反応を感じながら、時には抱きしめるように優しく。時には、存在を強く感じてもらうように圧を加える。

正面に回った時には、相手の視線がどこを向いているのかも見ています。

縄を見ているなら、その視線の先であえて縄を扱ってみる。
こちらを意識しているなら、その目線に自分の目を合わせにいく。

距離感、緩急、縄のテンション。
そして、視線や間。

相手の呼吸や反応を見ながら、それらを少しずつ変化させて、徐々に身体の自由を預かっていく。

僕にとって緊縛は、決まった形に「縛る」だけのものではありません。

同じ縄、同じ縛り方だったとしても、相手が変われば、その人が見せてくれる反応も変わる。だから、その人に合わせて体験そのものを組み立てていく。

それを「演出がうまい」と感じてもらえたのだとしたら、緊縛師としてすごく嬉しい褒め言葉だなと思いました☺️

「縛る」のではなく、「体験を演出する」。

あなたなら、どんな体験をしてみたいですか?🪢