どカーン!
突如現れたメガドロン!
街中を破壊しようと
遠い宇宙の彼方からやってきた
東京タワーほどの雌型のロボだ。
流線型で美しいスタイルにはみんなが惚れ惚れするほどだが、性格は凶暴。
何でもかんでも破壊するロボットである。
なぜこの地球に来たのかはわからない。
ただ、5000年に一度大きなロボが現れる。
その度に文明が滅びるという伝説が残っている。
それが今、訪れたのだ。
そんな中、
世界秘密研究所では、
とあるモノが完成を間近にしていた。
ガシャーン!どかーん!
メガドロンは街を破壊しはじめた。
人々が逃げ回り、
世界の終わりかと嘆き悲しんでいた。
「できた!」
研究所内に響き渡った。
街中の崩壊の音が聞こえているにも関わらず、
研究が完成した。
「よし!これをメガドロンに吹きかけてやろう」
ひとりの研究者が言った。
その名はDr.アキライアン。
アキライアンは、完成したモノを握りしめ、
メガドロンの前へ向かった。
体長300mほどのメガドロンは、
止まることなく目に映ったものはとことん破壊していった。
アキライアンがメガドロンへと向かったが、
地上は破壊された瓦礫の海と化している。
近づこうとも瓦礫で身動きが取れなくなくなっていた。
このままではメガドロンへは辿り着けいない。
アキライアンは言った。
「早くメガドロンを止めなくては。」
だが近づけない。
「どうすれば良いんだ…。」
アキライアンが考える人の姿で
考えていると突如大きな影が、
上空を覆った。
なんだアレは?
アキライアン元へ近づいてくる。
目の前に現れたのは鳥の姿をしている。
ガチョウ、ガチョウ!
と鳴きながらアキライアンへ何か言っていうようだ。
ガチョウ。ガチョウ。
ん!?背中に乗れと?
ガチョウ。
背中に乗ってメガドロンのところまで連れてってやると?
ガチョウ。
そうか…。わかった。
じゃあ背中に載せてメガドロンのところまで連れてってくれ!
ガチョーーン!
そこは「ガチョーーウ」じゃないのか。
そして背中にアキライアンを載せ、
メガドロンのところへ向かった。
「お前の名はガチョウにしよう。」
これも5000年に1度現れるという伝説の鳥なのか?
そんなことは今はどうだって良い…。
早くコレをメガドロンへと吹きかけるんだ!
あっという間にメガドロン頭上へ着いた。
鷲が獲物を捕らえるかのようにメガドロンの頭上を旋回している。
メガドロンに気づかれないよう、
そ〜っと、行くんだ!ガチョウ。
ガチョウ。
旋回していたガチョウは、
メガドロンめがけて、向かっていった。
よし!
いまだ!
アキライアンは手に持っていた、
長年研究していた媚薬を、
シュッとひと吹き、
メガドロンへと吹きかけた。
この媚薬は何にでも効く香水である。
ひと吹きすれば、
気持ちよくなって、何もしてないのに喘ぎ声が出ちゃう媚薬である。
メガドロンの動きが止まった。
イアン、イアン。
メガドロンが喘ぎ声を出しはじめた。
研究は成功だ!
メガドロンはさっきの破壊していた姿とは、まるで別もののようにカラダをクネクネさせて、
感じているのであった。
なんと美しい…。
快楽に溺れている姿は、
すべての人たちを虜にしてしまうほどだ。
こんなに巨大なロボでも効くのなら人間にひと吹きしたらどれだけのものか。想像しただけでも強力すぎると思ったアキライアン。
この媚薬は封印しようと心に決めた。
3日たった今でもメガドロンの快楽は終わりを迎えない。
メガドロンの喘ぎ声は街中…いや世界中に響き渡っていた。
世界中の人々を虜にしたメガドロンはある日、
ドロン!
と姿を消した。
メガドロンがいなくなった今、
世界中の人々は愛の感情が覚醒し、
平和で愛溢れる豊かな地球になったとさ。
愛でたし愛でたし。




