緊縛プレイにおける縄は、人を縛るための道具だと思われがちかもしれない。
でも僕にとっては、感情を読み取るためのセンサーに近い。縄が相手の身体に触れた瞬間、言葉より先に分かることがあるからです。
呼吸の深さ。
まだ残る緊張。
ほんの少しだけ、身を預けようとする気配。
縄を伝って指先にくる微細な変化で、その人の「今」が見えてくる。
だから僕の中では、支配でも制限でもなく、静かな“対話”に近い。
一手ごとに、今の気持ちを確かめるように縄をかけて身体に触れていく。そうしているうちに、境界線がゆっくり溶けていく瞬間がある。
ただの道具だった縄が、身体と感覚をつなぐ一本の線になる。
うまく説明できないけれど、この感覚を知ってしまうと、もう後戻りはできない。
あなたは、どんな瞬間に心を預けたくなりますか。




