女の子の涙

緊縛をしていると、受けている人が涙を流すことがあります。

 

縛り始めた時。縛っている途中。そして、縛り終えて解いている時。

 

初めてその場面に出会った時は、正直かなりびっくりしました。「えっ、もしかして嫌なことしてしまった…?」って、ちょっと焦ったのを覚えています(笑)

 

でも後から教えてもらったのは、その涙は決してネガティブなものではない、ということでした。

 

緊縛をしている時間って、不思議と世界が少し狭くなります。そこにあるのは、縛り手と受け手、ただ2人だけの空間。

 

縛り手は受け手の呼吸や反応に集中して、受け手は自分の感覚や感情に向き合っていく。

 

言葉を交わさなくても、「ちゃんと見てもらえている」と感じる瞬間や、自分の気持ちを汲み取ってもらえた安心感。

 

そういうものが積み重なった時に、ふっと感情がほどけて、涙になることがあるそうです。

 

安心した時の涙だったり、満たされた気持ちだったり、

終わってしまうことへの少しの寂しさだったり。

 

理由は人それぞれですが、どれもその時間がちゃんと心に触れていた証なんだと思います。

 

緊縛の中で流れる涙は、どこか静かで、綺麗で、「ちゃんとその時間が届いていたんだな」と感じさせてくれるものです。

 

だから僕は、あの瞬間の涙を、大切に受け止めたいなと思っています。