花火との交流

花火との交流

夏の夜空に、"ドン" と鳴り響く。

その衝撃が体の奥に突き抜けた瞬間、

まるでオーガズムの波が全身を駆け抜けるように震える。

 

そして、ばちばちばち と光が弾ける。

耳から入った音が、

甘い痺れになって身体を包み込む。

 

息を止めたまま、ただ感じるしかない。

花火は、目で見るだけじゃなく、

体で味わうものなんだと気づかされる。

 

君もきっと、この高鳴りを知ってるはず。

一瞬の爆ぜる光と音に、

心も体も解き放たれる夜がある。