2025年 8月15日 熱帯夜/空には星
今日も蒸し暑く扇風機の弱い風と、窓のそとの虫の声しか部屋には響いていない。
眠れない夜、、、
ベッドの中で、静かに目を閉じると、不思議とあなたのことばかり考えてしまう。
もし、今日伝えられなかった気持ちを口にできたら。
もし、となりにあなたがいたら。
もし、思いきって手を伸ばしたら、、、。
もし今すぐあなたとどこか遠くへ飛び立てたら
想像の中のあなたは、いつも私のそばにいて、手をつないで笑ってくれる。
現実ではまだ踏み出せない一歩も、夢や妄想の中なら自由にできる。
その甘く、切ない空想が、体温と混ざって夜を溶かしていく。
目を開けたら、やっぱり一人きりの部屋。でも、胸の奥にかすかに灯る熱とやさしさが消えていない。
「いつか、妄想じゃなく本当に隣にいられたらいいな。」
そんな風に思いながら迎える、真夏の夜の終わり。
明日こそ、ほんの少しだけでもあなたに近づけますように。
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