セラピストの日記｜草生｜「関心領域」を観ました東京店

関心領域を観ました。

ドイツのホロコーストのお話。

ユダヤ人を虐殺したことで有名なアウシュビッツ収容所の所長一家はなんとその収容所の隣に住んでいた。

毎日隣の収容所から聞こえる阿鼻叫喚が日常と化していたが、一家は誰一人気にも止めていない。

一家の祖母が一時的に引っ越してくると、この悲鳴に耐えられずドロップアウト。

これが普通の感覚である。

一家の父の異動が決まっても、なんと母親は引越を断固拒否。

アウシュビッツを根城にしたいのだ。

結局父親だけが単身赴任となった。

普通の家に住み始めて、アウシュビッツの家での生活の異常さや罪悪感が襲ってきたのだろうか。

単身赴任先の建物で、父は突然吐いた。

新宿のホームぐらいの感覚で建物内で吐いていた。

人間の適応力の恐ろしさを感じる映画でした。

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