セラピストの日記｜草生｜留学生ランディー東京店

こんばんは、そうきです☺️

僕は大学生の時に和楽器サークルに所属しておりました。

日本の伝統楽器という事もあってか、留学生も多かったです。

個性豊かな面々だったので、思い出に残っている留学生を勝手にご紹介します。

今回はランディー。

ランディーは中国系アメリカ人で、顔はブルースリーにちょっと似ていた。

名前が呼びにくいものだったら、多分ブルースリーってあだ名になってたと思う。

僕が大学2年生の時、ランディーは三味線パートに入ってきた。

大体の留学生は、練習は来たい時に来るという感じで、あまり真面目に参加はしない。

だけどランディーは違った。

他のどの1年生よりも真面目に練習に参加し、「1年生で一番うまいんじゃね…？」と言われていた。

実際、7月にある部内演奏会で1年生は練習曲20番という合奏曲をするのだけれど、ランディーがみんなを引っ張っていた。

そんなランディーは部員からも好かれており、「リア充爆発しろ」など変な日本語も教えられていた。

7月の部内演奏会で大体の留学生は辞めるけどもランディーは違った。

そのまま8月の合宿も参加した。

合宿は旅館を7日間ほど貸し切って毎日みっちりやるのでかなり過酷だ。

何より辛いのが、ずっと正座で練習するので膝がやばい。

三味線は膝の上に乗せて弾くので特にきつい。

みんなひいひい言ってる中、ランディーは黙々と練習していた。

しかもジーパンで。

ジーパンで正座すると、足の血流が明らかに悪くなるのでめちゃめちゃきついのだ。

ランディーに「ジーパン以外はないのか？」と聞くと、「俺はジーパンしか持ってきてない」と言われた。

もうベストジーニスト賞だよ。

そして合宿を最後までやり遂げ、最後の演奏会では有志の演奏にも参加し、盛大に打ち上げをしてランディーは帰国した。

数年後、facebookで結婚したという投稿が。

「リア充爆発しろ！」

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