初恋はシャンプー

こんばんは、そうきです☺️

 

 

多分僕にとっての初恋。

それは「らんま1/2」のシャンプーだった。

 

 

幼稚園の時とかも好きな女の子はいた。

その子の前にいるとなんとなくもじもじしちゃうしかわいいなとか思ってた。

でも家に帰れば戦隊ヒーローだったりゲームだったりに没頭して、恋焦がれる事なんて1ミリもなかった。

 

 

僕が小学5年生ぐらいの頃に、兄が高橋留美子先生の漫画にハマりだした。

兄はハマったら一直線な男で、その気質は尊敬している。

そしていろいろ買い集めている中に「らんま1/2」があった。

 

 

読みたいと直接言えば良かったものの、なぜか草生家では兄弟間で自分の漫画は人に読ませない的なルールがあった。

兄と姉が冷戦状態だったからその影響だったと思う。

 

 

なので兄がいない隙を突いてらんま1/2を読み始めてみたら、めちゃくちゃおもしろくて僕もどハマりした。

そしてシャンプーと出会ってしまった。

 

 

シャンプーはとにかくらんまに一直線で積極的。それがめちゃめちゃ魅力的に映ったのだと思う。

今まで感じたことのない胸のときめきを覚え、塾に行っても授業中にシャンプーのことを考えていた。

多分このあたりから煩悩が生まれて成績が落ち始めた。

 

 

いつシャンプー熱が冷めたかはよく覚えていない。

そしてそれから中学生、高校生になり、その時も好きな人がいたはずだった。

でもその時の自分の温度感はよく覚えてない。

けれどもシャンプーに恋焦がれた事だけはなんだかやけに鮮明に覚えている。

多分、初恋だから忘れられない思い出になったんだろうな。

せめて人間に初恋したかったけど、これもまた多様性だ。

 

 

さて、久しぶりに初恋の相手に会いに漫画喫茶でも行こうかな。

 

 

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