セラピストの日記｜草生｜かっこいい大人東京店

こんばんは、そうきです☺️

大学生の時、僕はサークルで文化祭を企画しました。

文化祭の企画を手伝ってくれてた後輩と帰りの電車が同じで、ボックス席で文化祭のことについてあれこれ話していました。

すると突然、頭に鈍痛が。

横に立っていた中年男性に殴られたようでした。

「ぺちゃくちゃしゃべってんじゃねー！」

「すみません…」

「お前らガキと違ってこっちは働いてるんだぞ？」

電車内でしゃべってしまって、気に障った事は申し訳ない。

だけどいきなり殴るのはどうなんだ？と思いはしたものの、ここで言い返せば火に油を注ぎそうだし、自分はともかく何より後輩に危害を加えられたらどうしようとぐるぐる考えていると横から、

「いきなり殴るのはどうかと思いますよ」

という声が。

横に座っていたサラリーマンの男性が助け舟を出してくれました。

「あんたには関係ねーだろ！」

「同乗した人間として、暴力沙汰は見逃せないです」

「うるさかったんだから仕方ないだろ！」

「誰よりもあなたが一番うるさいですよ」

などと、中年男性を次々と論破してくれました。

そして中年男性が電車を降りた後、サラリーマンの男性にお礼を伝えました。

「きっと彼は余裕がなかったんだろう。君たちの話はうるさくなかったし、何より若者たちの明るい話を聞けるのは楽しいじゃないか」

とサラリーマンの男性は言ってくれました。

その時、僕は救われた気がしました。

電車でしゃべったのは良くなかったかもしれない。

でもそのおかげでかっこいい大人の姿を見る事ができました。

僕も今そんな大人になれているだろうか。

時々、この出来事を思い出しては今の自分を振り返ります。

お、若者が何か話しているな。

なになに、ちょっぴり話を聞かせておくれ。

え？ドラクエ5はビアンカよりフローラ派？

それは許さん😡

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