高校生の時感じた気遣いの難しさ

僕は高校の3年間、毎日、部活動のフェンシングに勤しんできました。

 

3年間とは文字通りで、3年生の夏の大会が終わっても引退させてもらえず、受験勉強をしながら卒業式の前日まで練習に参加していました。(泣)

 

土日は、他の高校と合同練習をする事もあります。

 

そこでは、フェンシングとはまた別の戦いが行われていました。

 

 

「モップ戦争」です。

 

 

練習の始めと終わりに、体育館をモップがけします。

 

ですが、他の高校の選手も一緒にモップがけするので、モップの数が足りません。

 

モップを確保できない者は監督に怒られます。

 

「他の高校の選手にモップがけをさせるな!

気遣いと、広い視野を持って行動しろ!」

 

おっしゃる通りです。

 

ただこれと同じ事を他の高校の選手も彼らの監督に言われています。

 

皆、怒られるのは嫌です。

モップがけの前は、全員の目つきが変わり、戦闘モードになります。

 

そこで、ふと当時の僕は思いました。

 

「本当の気遣いとは、モップをかける事ではなく、モップを譲って代わりに怒られる事なのでは!?」

 

ですので、あえて僕はモップ戦争には参加せず怒られ役を買って出ました。

 

 

しばらく続けましたが、怒られる恐怖と、気遣いをしているのに全く気持ち良い気分にならなかったので、再びモップ戦争に参戦する事になったのは言うまでもありません。

 

 

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