ホストやキャバ嬢は、いくら稼いでいるのか予想してみました

「ホストやキャバ嬢って、本当はいくら稼いでるんだろう」

女風のセラピストの収入を計算して、男性のお客さん向けのお店で働く女性の収入も計算しました。
そうなると、同じ「夜の仕事」とひとまとめにされがちなお店も、気になってきます。
ホスト、キャバクラ、クラブ、ラウンジ、スナック、コンカフェ、ガールズバー、男性キャストのコンカフェ。
悪いくせが、三回目です。

まず、国の統計を探しました。
国勢調査で、ホステスやホストの仕事を主にしている人は、2020年で18,460人。

ところが、キャバクラやホストクラブ、スナックなどのお店の許可は、59,675件あります。
人数で割ると、1店に0.3人。

……お店のほうが、多いです。

掛け持ちの人が数えられていないからで、本当の人数も、収入も、国の統計では分かりません。
なので、求人の時給、報道に出てきた実例、裁判の数字から、層ごとに予想してみました。
働いている人に聞いたわけではないので、あくまで予想です。

いちばん驚いたのは、下のほうでした。

ホストの新人は、月5〜10万円。
報道に出てきた例では、基本報酬22万円から14万2,100円が引かれて、手取り7万7,900円。
拘束時間で割ると、時給555円だそうです。

数字だけ見ると、ちょっと縁起がよさそうなのが、よけいに切ないです。

キャバクラの新人は、週3日で月12万円ほど。
時給があるので、お客さんが付かない日も、0円にはなりません。

そして、女風の初級は、月3.5万円。
……いちばん下にいたのは、僕たちでした。

層ごとの手取り(月・予想)

ふつうの層は、どの仕事も月20〜30万円台に集まります。
キャバクラのふつうで月26万円ほど。女風のミドルで22〜27万円。
仕事の名前はちがっても、だいたい同じところに落ち着くのが、ちょっと不思議でした。

じゃあ、上は。

「年収億」や「一晩3,000万円」という話は、ほとんどがお店の売上の話でした。
本人に入るのは、そのうちの一部です。

ホストの「年間売上3億円」という報道から逆算すると、手元に残るのは年5,000万〜7,000万円ほど。
それも、700〜800人いるグループの、1位の人の話です。

現実的な上限は、ホストが年2,500〜6,000万円。
キャバクラやクラブが年1,000〜3,000万円。
女風のトップは年2,000〜3,000万円で、キャバクラと同じ桁でした。
コンカフェやガールズバーは、年500〜700万円です。

現実的な上限(年の取り分・予想)

ここで終わろうと思ったら、稼ぐ額より、引かれる形のほうが、ずっと違うことに気づきました。

女風は、始めるときに登録料や講習費を払って、あとは毎月の検査代くらい。
夜のお店は、始めるときはほぼ0円。
そのかわり、出勤するたびに引かれます。

あるキャバクラでは、ヘアメイク1,600円、送り1,000円、厚生費400円。
1日3,000円で、時給の1時間分を超えていました。
お客さんが付かずに早く帰されると、赤字になる日もあるそうです。

払うお金・引かれるお金の形

もうひとつ、意外だったのが源泉でした。
ホステスの報酬から引く税金には、決まった計算があって、月払いなら、月15万円ほどまでは源泉がかからない計算になります。
「税金」として一律で1割を引くお店は、その分だけ引きすぎていて、確定申告で戻ると考えられるそうです。

いくら稼いだかは、みんな話します。
でも、いくら引かれたかを計算した人だけが、取り戻せるお金があるんですね。

……と、えらそうに書いている僕は、計算が好きでこうして記事まで書いているのに、
自分の確定申告だけは、毎年ぎりぎりまで見ないふりをしています。

くわしい計算と、仕事ごとの給料の仕組みや求人の数字は、note にまとめました。

ホスト・キャバ嬢・コンカフェは、いくら稼いでる? 求人・報道・裁判の数字から、女風セラピストと比べて予想しました(note)
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